SESの請求書の書き方とテンプレート|必須項目12・精算の記載例・インボイス対応と送付前チェック10項目

公開日:2026年9月30日更新日:2026年9月30日

請求書とは?意味と役割

請求書とは、商品やサービスの代金を、取引先に支払ってもらうために送る書類のことです。「何の代金が、いくらで、いつまでに、どこへ払うか」を書きます。

SES企業では、エンジニアが客先で働いた1か月分の代金を、月末か翌月初めに請求書で請求するのが一般的です。請求書は、客先が支払いの手続きをするときのもとになる書類です。

請求書に決まった様式はある?

請求書の形を決めた法律はありません。Excelでも請求書ソフトでも、必要な項目がそろっていれば有効です。

ただし、相手の会社が消費税の差し引きを受けるには、インボイス(適格請求書)の項目が要ります。そのため、法人の取引では、事実上インボイスの形で出すのが基本です。

見積書・注文書・請求書の違い

SES取引では、見積書→注文書(注文請書)→稼働報告書→請求書の順に書類が動きます。請求書は、その月の取引の最後に出す書類です。

書類出す人役割
見積書SES企業単価や条件を事前に示す
注文書客先条件を決めて発注する
稼働報告書SES企業その月に働いた時間を報告する
請求書SES企業契約の単価・精算幅と稼働報告書の時間をもとに、その月の代金を請求する

ふつうの請求書と違うのは、精算幅による超過・控除が入る点です。単価・精算幅・割り方・支払期日は基本契約書と個別契約書で決まり、請求書はそれを書き写す書類です。

請求書に書く必須項目12

請求書には、次の12項目を入れれば、法人向けの取引で困ることはまずありません。①〜⑨は一般的な請求書の項目で、⑩〜⑫はSES企業で特に大事な項目です。

#項目書き方の例インボイスの必須
①宛名株式会社〇〇 御中必須
②発行日2026年9月30日―
③請求書番号202609-C015-01―
④発行者の名称・住所株式会社△△ 東京都港区…必須(名称)
⑤登録番号T1234567890123必須
⑥件名2026年9月分 システム開発支援―
⑦取引年月日(対象期間)2026年9月1日〜9月30日必須
⑧明細(内容・数量・単価・金額)SE業務 山田 1人月 600,000円必須(内容)
⑨税率ごとの合計と消費税額10%対象 1,147,641円/消費税 114,764円必須
⑩請求金額(税込)1,262,405円―
⑪支払期限2026年10月30日―
⑫振込先〇〇銀行 △△支店 普通 1234567―

「インボイスの必須」の欄が「必須」の項目が欠けると、相手は消費税の差し引き(仕入税額控除)を受けられません。⑤の登録番号と⑨の税率ごとの消費税額は、書き忘れが多いので注意しましょう。

インボイス(適格請求書)の6項目

適格請求書とは、登録番号などの決められた項目が書かれた請求書のことです。国税庁は、記載事項として次の6つを示しています。

#必須の項目SESの請求書での書き方
1受け取る会社の名称客先の会社名
2発行者の名称と登録番号自社名と「T+13桁」の登録番号
3取引年月日対象期間(例:2026年9月1日〜30日)
4取引内容案件名・要員名・基本料金・超過・控除
5税率ごとの合計額と税率「10%対象 1,147,641円」
6税率ごとの消費税額「消費税(10%) 114,764円」

SESの取引は、ほとんどが消費税10%の対象です。そのため、「10%対象」の合計と消費税額を1つずつ書けば足ります。1か月分をまとめて請求するときは、取引年月日を1日ずつ書かず、対象期間で書きます。

登録番号とは、インボイスを発行できる事業者として登録すると、税務署から通知される番号のことです。法人の場合は「T+法人番号(13桁)」です。

消費税の端数処理は1枚につき税率ごとに1回

消費税の1円未満の端数は、1枚の適格請求書につき、税率ごとに1回だけ処理します。要員ごとの行で消費税を計算して足し合わせる方法は認められていません。

切り捨て・切り上げ・四捨五入のどれを使うかは、事業者が決めてかまいません。社内でルールを1つに決め、テンプレートの計算式に入れておきましょう。

区分記載請求書との違い

区分記載請求書とは、2019年10月から2023年9月まで使われていた請求書の形のことです。軽減税率の対象品目と、税率ごとの税込合計を書く形でした。

適格請求書は、区分記載請求書に「登録番号」「適用税率」「税率ごとの消費税額」を足したものです。いまネットで「区分記載請求書のフォーマット」を見つけても、そのままではインボイスの項目が足りません。古いテンプレートを使っている会社は、次の3点を足しましょう。

足す項目区分記載請求書適格請求書
登録番号なし必要
適用税率書かなくてよい必要
税率ごとの消費税額書かなくてよい必要

会社宛の請求書の宛名の書き方

会社宛の請求書は、正式な会社名+「御中」と書きます。担当者の名前を入れる場合は、会社名・部署名のあとに「〇〇様」と書き、「御中」は付けません。

宛先正しい書き方
会社宛株式会社〇〇 御中
部署宛株式会社〇〇 経理部 御中
担当者宛株式会社〇〇 経理部 佐藤 花子 様

会社名は「(株)」と略さず、登記どおりの正式名称で書きます。「株式会社」が前か後ろかも、客先の注文書や契約書で確認しましょう。

SESでは、契約の相手(客先の開発部門)と、請求書の送り先(経理部)が違うことがよくあります。宛名と送り先は、取引を始めるときに一度確認して案件の情報に残しておくと、毎月迷いません。

SESの精算・交通費を明細の行に落とす書き方

SESの請求書は、1人1行の月額単価の行に、精算の行と交通費の行を足す形にします。控除や超過を月額単価の中に混ぜると、客先が稼働報告書と照らし合わせられません。

人月単価とは、エンジニア1人が1か月働いたときの代金のことです。精算幅とは、月額単価のまま請求する稼働時間の範囲のことで、「140〜180時間」のように決めます。

行の分け方のルール

  1. エンジニアごとに、月額単価の行を1行つくる

  2. 精算幅を超えた人は、その下に「超過精算」の行を足す

  3. 精算幅を下回った人は、その下に「控除精算」の行を足し、金額にマイナスを付ける

  4. 交通費は、エンジニアごとか合計で「交通費(実費)」の行を足す

  5. すべての行を足した合計に、税率ごとの消費税をかける

記載例(2026年9月分・エンジニア2名)

月額単価と精算幅は、次の条件とします。控除単価は下限時間で、超過単価は上限時間で割る「上下割」で、1円未満は切り捨てです。

  • 山田さん:月額600,000円、精算幅140〜180時間、実稼働185時間(上限を5時間超過)

  • 鈴木さん:月額550,000円、精算幅140〜180時間、実稼働132時間(下限を8時間不足)

内容数量単価金額
SE業務(山田)9月分1人月600,000600,000
超過精算(山田)185h−180h5時間3,33316,665
SE業務(鈴木)9月分1人月550,000550,000
控除精算(鈴木)140h−132h8時間3,928−31,424
交通費(実費・2名分)1式12,40012,400
小計(10%対象)1,147,641
消費税(10%)114,764
請求金額(税込)1,262,405

超過単価3,333円は600,000円÷180時間、控除単価3,928円は550,000円÷140時間です。消費税は、1枚の請求書につき、税率ごとに1回だけ端数を処理します。

控除単価と超過単価の出し方は、SESの精算幅を下回ったら?控除の計算方法と有給・固定の扱いで計算例つきで解説しています。

行を書くときの注意点

  • 時間の式を行の中に書く:「185h−180h」と書けば、客先が稼働報告書とすぐ照らし合わせられます

  • 控除はマイナスで書く:控除を月額単価から先に引いて1行にすると、何を引いたのかが伝わりません

  • 交通費は契約で決めた扱いに合わせる:実費精算か月額込みかは契約によって違います。消費税の扱いもあわせて経理と決めておきます

  • 精算方法を備考欄に注記する:割り方・精算単位・端数処理を書くと、問い合わせが減ります

交通費の請求ルールは、SESの交通費の請求ルール|精算の記載例と契約で決める4項目でまとめています。

月の途中で入場・退場した月の書き方(日割り)

月の途中で入場・退場した月は、月額単価の行を日割りの金額にし、計算式を内容欄に書きます。日割りの方法は、個別契約書で決めたとおりにします。

たとえば、月額60万円で、その月の営業日が20日、入場後の営業日が10日だったとします。営業日で日割りする契約なら、600,000円×10日÷20日=300,000円です。

請求書には「SE業務(田中)9月分 日割り 10/20営業日 300,000円」のように書きます。日割りの月に精算幅も日割りするかは契約によって違うので、契約書で確認しましょう。

請求書番号の付け方

請求書番号は、「年月-取引先コード-連番」の形がおすすめです。たとえば「202609-C015-01」は、2026年9月分・取引先コードC015・その月の1枚目という意味です。

請求書番号とは、1枚ずつの請求書を見分けるために付ける番号のことです。法律で必須ではありませんが、問い合わせや入金の確認で「どの請求書の話か」がすぐにわかります。

付け方例向いている会社
通し番号だけ000125取引先が少ない会社
年月+連番202609-012毎月の請求が多い会社
年月+取引先コード+連番202609-C015-01取引先が多いSES企業

請求書番号の5つのルール

  1. 一度使った番号は使い回さない:取り消した請求書の番号も、欠番として残す

  2. 桁数をそろえる:「C15」ではなく「C015」にして、並べたときに順番が崩れないようにする

  3. 取引先コードは取引開始時に決める:取引先の台帳に、コードと正式名称をいっしょに登録する

  4. 再発行は元の番号に印を付ける:訂正版は「202609-C015-01-R1」のようにして、元の請求書とのつながりを残す

  5. 番号を台帳に記録する:番号・発行日・金額・入金日を1行で管理すると、入金の確認と督促が楽になる

SES企業では、同じ客先に複数の案件があることもよくあります。1案件1枚にするか、客先1社で1枚にまとめるかを客先ごとに決めて、番号の付け方と合わせておきましょう。

請求書の備考欄の書き方と定型文

備考欄には、明細の数字だけでは伝わらない条件を書きます。SES企業なら、対象期間・精算の根拠・振込手数料・支払期限が休日のときの扱いが、揉めやすい4点です。

そのまま使える定型文は次のとおりです。

  • 「対象期間:2026年9月1日〜2026年9月30日」

  • 「精算は、2026年9月分の稼働報告書(ご確認済み)の時間にもとづきます。」

  • 「精算条件:140〜180時間、上下割、15分単位切り捨て」

  • 「交通費は実費です。明細は別紙のとおりです。」

  • 「恐れ入りますが、振込手数料は貴社にてご負担をお願いいたします。」

  • 「支払期限が金融機関の休業日の場合は、前営業日までにお支払いください。」

  • 「本請求書は、2026年9月30日付の請求書(202609-C015-01)の訂正版です。」

振込手数料をどちらが持つかと、支払期限が休日のときの扱いは、基本契約書の定めが優先です。備考欄だけで新しい条件を足すのではなく、契約で決めた内容を書き写しましょう。

たとえば「翌月末払い」の契約では、2026年9月分の支払期限は10月31日です。この日は土曜日なので、前営業日の10月30日(金)か、翌営業日の11月2日(月)かを契約で確認します。支払期限には、法律で上限が決まっている場合もあります。取適法(2026年1月1日に下請法を改正・改名した中小受託取引適正化法)の対象取引や、フリーランスへの発注では、給付を受け取った日から60日以内です。支払期限の書き方と60日の数え方は、請求書の支払期限の書き方|末締めの記載例と記載なし・契約との優先で解説しています。

SESの請求書テンプレートの作り方(Excel)

SESの請求書テンプレートは、ExcelやGoogleスプレッドシートで無料で作れます。宛先・発行者・請求の中身・金額・支払いのかたまりで項目を並べ、計算は式にします。

かたまり入れる項目
宛先・発行者客先の会社名・部署・担当者、自社名・住所・担当者・登録番号
請求の中身請求書番号、発行日、対象期間、案件名、要員名
金額月額単価、精算幅、実稼働時間、超過・控除、交通費、小計、消費税、合計
支払い・注記支払期限、振込先、振込手数料の負担、精算方法

作る手順は次の7つです。

  1. 上の表の項目を、上から順に並べる

  2. 要員ごとに「月額単価」「超過」「控除」の3行を用意する

  3. 超過・控除の欄に「時間×単価」の式を入れる(1円未満は契約どおりに処理)

  4. 小計に、10%対象の合計を出す式を入れる

  5. 消費税の欄に、小計×10%を1回だけ切り捨てる式を入れる

  6. 下の注記欄に、割り方・精算単位・端数処理を書く

  7. 1か月分をテストで作り、手計算と一致するか確かめる

精算の計算欄を式で自動計算にするだけで、手入力のミスはかなり減ります。

請求書の作り方と発行の手順

請求書は、稼働時間を確定してから作るのが鉄則です。時間が決まる前に作ると、精算の行を書き直すことになります。

月末から月初めにかけて、次の7ステップで進めます。

  1. 稼働報告書を回収する:エンジニアから、その月の稼働報告書を受け取る

  2. 客先に時間を確認してもらう:精算単位で丸めた時間を、客先の担当者に承認してもらう

  3. 精算額を計算する:精算幅を外れた人の超過額・控除額を出す

  4. 請求書を作る:月額単価の行・精算の行・交通費の行を書き、消費税を計算する

  5. 社内で確認する:単価・宛名・登録番号・振込先を、作った人以外がチェックする

  6. 送付する:PDFをメールで送るか、郵送する。送付状やメール本文も添える

  7. 台帳に記録する:請求書番号・金額・支払期限を記録し、入金を確認する

稼働報告書が期限までにそろわないときは、SESの稼働報告書が遅れる・出ないときの対応|請求を間に合わせる手順を参考に回収します。

請求書を送るときのメールの文面

請求書をPDFで送るときは、件名に「請求書送付」「対象月」「自社名」を入れます。本文は短くて構いません。

件名:【請求書送付】2026年9月分 システム開発支援(株式会社△△)

株式会社〇〇 経理部 佐藤様

いつもお世話になっております。株式会社△△の田中です。
2026年9月分の請求書(請求書番号:202609-C015-01)をお送りします。
精算は、ご確認いただいた9月分の稼働報告書の時間にもとづいています。
お支払期限は2026年10月30日(金)です。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

送付状や再送・訂正のときの文例は、請求書の送付状の書き方|SESの送付メール例文と場面別文例に集めています。

請求書の控えは保存しておく

発行した請求書の控えは、法人なら原則7年間保存します。起算日は、その事業年度の確定申告書の提出期限の翌日です。青色申告で欠損金(赤字)が出た事業年度は10年間になります(国税庁 タックスアンサーNo.5930)。

PDFで送った・受け取った請求書は、電子取引のデータとして、紙に印刷するだけでなくデータのまま決まった方法で保存する必要があります(電子帳簿保存法)。電子で保存するときの決まりは、請求書電子化の案内文例|SES企業の切替5手順と電帳法の保存で確認できます。

SESの請求書を送る前のチェック10項目

請求書のミスで多いのは、単価の古いまま・精算の書き忘れ・登録番号の抜けの3つです。次の10項目を上から順に確認すれば、よくある再発行の原因を防げます。

  1. 稼働報告書と時間が合っているか:実稼働時間が、客先の確認済みの稼働報告書と一致している

  2. 単価が最新か:単価改定後の注文書・覚書の金額になっている

  3. 精算幅と割り方が契約どおりか:個別契約書の精算幅・上下割か中間割かを見直した

  4. 精算単位と端数処理が契約どおりか:15分単位・1円未満切り捨てなど、契約の決まりで計算した

  5. 超過・控除の計算が正しいか:時間×単価の結果を電卓で1回確かめ、超過の請求を忘れていない

  6. 月の途中の入場・退場を反映したか:日割りの計算式が契約どおりになっている

  7. 対象期間と要員名が正しいか:前月のデータが残っていない

  8. 登録番号と消費税が正しいか:「T+13桁」があり、端数処理は10%対象の合計で1回だけ

  9. 支払期限・振込先が正しいか:支払いサイトどおりの日付で、口座を変えたのに古いままになっていない

  10. 宛名と送り先が正しいか:基本契約書の名義どおりの会社名で、送るメールアドレスも合っている

特に超過の請求は、忘れるとそのまま自社の損になります。

請求書を間違えたときの直し方

送った請求書に誤りがあったら、正しい内容の請求書を作り直して送るのが基本です。インボイスの記載に誤りがあった場合、発行した側は修正した適格請求書を交付する必要があります。客先へのおわびと再発行の例文は、請求書の金額間違いに後から気づいたら|SESの訂正と再発行の例文にまとめています。

送ったあとで金額を下げる場合(返品・値引きなど)は、適格返還請求書が必要になることがあります。ただし、返す金額が税込1万円未満なら、交付しなくてよいとされています。

BP・フリーランスから請求書を受け取るときの注意

自社が客先から控除された月は、BPやフリーランスから届く請求書の控除も同じ時間・同じ条件で計算されているかを確かめます。上流と下流で精算条件がずれていると、自社だけが差額をかぶるからです。

月末には、「客先に出す請求書」と「BPから届く請求書」を要員ごとに並べます。実稼働時間・精算幅・割り方の3つを見比べ、ずれていたら受け取る前にBPへ連絡します。

相手がインボイスの登録をしていない免税事業者だと、消費税の一部しか差し引けません。差し引ける割合は、2026年10月1日から2028年9月30日までは70%です(2026年9月30日までは80%)。受け取る請求書の確認点と差し戻しの例文は、フリーランスの請求書チェック8項目|SESで不備を差し戻す例文付きで解説しています。

月次の請求をラクにする方法

自分で管理するなら、Excelに案件ごとの単価・精算幅・割り方・宛名・送り先を1行ずつまとめます。請求のたびに、その表を見返します。これだけでも、単価の古いまま請求するミスはかなり減ります。

ただ、案件やBPが増えると、条件がメールや注文書にばらばらに残り、「この案件は上下割だったか」を探す時間が増えます。請求書ソフトを使って作成と送付をまとめる方法もあります。

チョータツで案件ごとの条件をまとめておく

チョータツとは、SES営業の案件・人材の情報を管理・共有できるツールのことです。3,000社以上が使っていて、無料で始められます。

場面自分でやる場合チョータツを使う場合
案件の条件を残すExcelやメールに散らばる案件の情報としてまとめて管理できる
提案前に条件を確かめる注文書やメールを探す案件情報を開いて確認できる
社内で共有するファイルを送り合うチームで同じ情報を共有できる
情報を入れる1件ずつ手で書き写すAIが入力を手伝う

請求書のミスの多くは、提案や契約の段階で条件があいまいだったことから起こります。精算幅や割り方を案件ごとに残しておけば、提案前にも月末にも同じ情報を見て確認できます。

よくある質問

Q. SESの請求書に必ず書く項目は何ですか?
宛名・発行日・請求書番号・発行者と登録番号・件名・対象期間・明細などです。税率ごとの消費税額・請求金額・支払期限・振込先も入れます。インボイスとして有効にするには、登録番号と税率ごとの消費税額が欠かせません。
Q. SESの請求書で精算幅の超過や控除はどう書きますか?
月額単価の行とは別に、時間と単価がわかる行を足します。たとえば「超過精算 5時間×3,333円」「控除精算 8時間×3,928円(マイナス)」です。
Q. SESの請求書の消費税は、要員ごとに計算しますか?
いいえ。1枚の請求書につき、税率ごとに1回だけ端数処理をします。10%対象の小計に10%をかけ、1回だけ切り捨てなどを行います。
Q. SESの請求書テンプレートは無料で作れますか?
作れます。ExcelやGoogleスプレッドシートに必要な項目を並べ、超過・控除と消費税に計算式を入れれば、無料のテンプレートになります。
Q. 請求書番号はどう付ければいいですか?
「年月-取引先コード-連番」の形がおすすめです。一度使った番号は使い回さず、訂正版は「-R1」のように印を付けて元の請求書とのつながりを残します。

まとめ

  • 請求書に決まった様式はないが、法人取引ではインボイスの6項目を満たす形で出す

  • SES企業の請求書は、宛名・番号・登録番号・明細・支払期限など12項目を入れる

  • 精算幅の超過と控除、交通費、日割りは、月額単価の行と分けて根拠がわかる形で書く

  • 消費税の端数処理は1枚につき税率ごとに1回。テンプレートに式で入れておく

  • 請求書番号は「年月-取引先コード-連番」にし、使い回さない

  • 備考欄には、対象期間・精算の根拠・振込手数料など揉めやすい点を契約どおりに書く

  • 請求書は、客先が稼働時間を承認してから作り、送る前に10項目をチェックする

  • 案件ごとの単価・精算条件・宛名を1か所にまとめておくと、月末のミスが減る

本記事は一般的な情報の提供を目的としており、個別の法的助言ではありません。具体的な判断は弁護士・税理士などの専門家にご相談ください。

運営:チョータツSES研究所(株式会社DrivenX)|編集方針|公開日:2026年9月30日|更新日:2026年9月30日

参考資料(2026年9月30日確認)

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